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元留学生を雇用した京都企業のインタビュー

職人.com
株式会社

代表取締役
櫻井 慎也 氏

『共に働く人たちの対等な対話と相互理解を目指す』

Q. 「職人.com株式会社」は,どのような会社か教えてください。
私がシンガポールに住んでいた小~中学生時代に,反日感情を身近に感じながら過ごしました。また,120以上の国を旅して回った際も,いわゆる「アジア人蔑視」の感情を肌身に感じました。
これらの経験を踏まえ,互いの文化や価値,尊厳を尊重し,平等な対話でもって会社運営していくという気持ちを込めて,「日本と世界の相互理解」を目指した会社です。
また,自国の伝統工芸産業の持つ魅力にスポットを当て,世界に発信・共有することで,自国の誇るべき文化や伝統を廃れさせず,強みに変えていけるロールモデルとなることを目指し,「日本の職人から世界企業を作る」というビジョンを掲げています。
Q. 日本の伝統工芸品を取り扱う会社が設立された由来,きっかけを教えてください。
海外のものを日本で売り出す企業は多くありましたが,今の会社を設立する以前は,日本の職人さんが作った伝統工芸品を海外・外国人旅行者向けに売り出す企業は多くありませんでした。そのようなことを背景として2004年に本事業を立ち上げました。
当初,アパレルに伝統工芸を組み込んだようなものを取り扱っていましたが,その後,「民芸」という価値観に出会い,その美しさや魅力に気付いたことや,現在オフィス兼自宅として,建物自体が大きな民芸と呼ばれる京都の伝統的な町屋に住んでいくうちに,日本の自然素材を使った「住んで使って心地よい」空間やモノ,手仕事の美しさの良さを日本・海外に発信しようと考えたことが,この会社が出来た由来です。
Q. 留学生の方を採用しようと思った理由,現在の職場の様子などはいかがですか。
 
機械翻訳では正確な情報を発信するのに最も適しているとは言えず,また,その国ごとにおける価値観や需要について詳しく調査し,実際に使われる場面をイメージしながら商品説明や売り出し文句を考え,マッチングさせることができる外国人の方の力をとても必要としています。言語的な分野だけでなく,マーケティングなど様々な分野での活躍を期待しています。
現在も多くの外国人の方が活躍されていますし,日本人の従業員は全員英語でのコミュニケーションが可能で,時代に合ったグローバルな環境となっています。
Q. 実際に留学生の方を雇用して良かったこと・気づき・変わったことなどを教えてください。
王さんはとても積極的に意見,疑問等を素直にぶつけてくれるので,お互いに有意義な討論ができ,業務改善など,より良いものを一緒に創り出すことができる機会が多くあります。
また,元々人に厳しくしすぎる姿勢が自分に見られましたが,王さんと日常的に議論を深めることで,より視野を広くして物事を考えることが出来るようになり,物事に対して寛容になるなど,人間的に成長したと思います。
Q. 留学生の方を雇用するうえで,何か特別にされていること・心がけていることなどはありますか。
個人や個人の持つ文化の尊重を基本基盤とし,頭ごなし的な言い方や説明をしないようにしています。また,個人の持つスキルを効率よく発揮出来る進度や順番,やり方を彼らは自分たちで知っているので,自分のプロセスで自発的な行動ができるような環境づくりのほか,従業員同士での人間関係の構築,にぎやかで友好的な関係を形作れる環境を目指しています。
Q. 現役の留学生の方への就活アドバイスをお願いします。
自分の人生を何に使うか考えた時,お金や会社の規模ということだけにとらわれず,自分の生きがいややりがいを見つけることのできる「舞台」選びができたら良いと思います。
Q. 留学生の方を雇用しようと考えている企業へ向けたアドバイスをお願いします。
第一に働く人たちの尊厳を守ること。生まれた国でその人の性質や能力を決めつけたりせず,共に働く人たちが,なんでも意見を言い合えるような環境づくり,対等な対話と相互理解ができると良いと思います。
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